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書評:余命ゼロを生きる

玉越直人の日常
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
衝撃的なタイトルですね。
ガンと闘いながら、現役の美容師として働く著者佐藤由美さんのセルフドキュメントであり、読む人に生きる勇気を与えてくれます。
私には、まず本の表紙の写真、明るく白い雲を浮かべて抜けるような青い空をバックに白い歯をみせて、柔らかい眼差しで微笑んでいる著者の表情が印象的でした。美しい自然の中に生きる感性という印象で。
著者が働いている美容室のある、山形県の北部のはずれの小さな町の美しい自然がそのような生きる強さ、明るさを育んでいるのでしょうか?
いやそれだけではけしてないのでしょう。
「私は最後まで人の髪を美しくしたい」
このような感性、職業に対する使命感、情熱、それに人への愛情。
情報の溢れた都会では見失っているものですね。そのような著者のいわば志の高さと、強さが、ご自身の心を苦境にあっても明るくさせてしまうのでしょう。
それに、彼女のいる美容室には、心身の病気や悩みを抱える人々が救済を求めて集まるサロンにさえなっているということです。
著者の生き方は、周囲の人々にも「生きる勇気」を与えているのでしょう。
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872904178/

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